新卒入社したIT企業がどれだけブラックだったかという話

新卒入社したIT企業がどれだけブラックだったかという話

僕はIT系専門学校を卒業して、新卒で東京の某IT企業に就職しました。

その会社がどれだけブラックだったかを書いていきます。

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2018.04.05

項目の多い給与明細

今考えると、よくこの給料で1年も働いたなと思います。
東京の会社と信じられないぐらい低いですよね。

額面では18万円ぐらい。
内訳はこんな感じ。

・基本給 8万円
・職能手当5万円
・住宅手当1万円
・日当  4万円
・見込み残業代13時間分 8千円

新卒で入社した直後は基本給が8万6千円あったんですが、入社3か月後ぐらいで見込み残業代が追加され、実質賃下げになりました。

これを社長に抗議すると

お前は足し算ができないのか?よく見てみろ。2千円も増えているじゃないか

と言われたことを覚えています。

どう考えても、基本給8万6千円で13時間残業した方が残業代は多いのにごまかされている気しかしなくて納得いかなかった。

ですが、抗議は認められず実質賃下げのまま1年間働くことになりました。

新卒で入った会社だったので、この時点では、基本給を理不尽に下げられることは社会ではよくあることなのだと誤解していたのです。

※実際は、社員に無許可で賃下げはできない法律になっています。

労働契約法第8条は、「労働者及び使用者は、その合意により、労働契約の内容である労働条件を変更することができる」
逆に読むと、「労働者と使用者の間で合意が成立しない限り、労働条件を不利益変更することはできない」ということになります。

基本給の謎

基本給8万円。信じられないぐらい低いですよね。

新卒で入社した僕は、ほかの会社を知らないので特に疑問に思わなかったんです。
額面では、ちゃんとした給料をもらえていたから。少ないけど。

ですが、残業30時間40時間があたりまえになってきた時にこの基本給の低い理由に気が付きました。

それは、残業代の計算方法です。

残業代は、基本給÷160×1.25で1時間当たりの値段が決まります。

僕の場合は、8万÷160×1.25=625円
1時間残業して、625円しかもらえなかったんです。

これに気付いた僕は、やっとこの会社はブラック企業だと気付きます。

職能手当の謎

これは、管理職手当みたいなものだったのですが、新卒入社時からすでに「主任」とか「〇〇リーダー」とかの役職を与えられていました。

そのため、職能手当として何万円かの手当が出ていたのですが

「主任のくせにそんなこともできないのか」

「リーダーなら自分で考えて動け」

なんて言葉が社内を飛びかっていました。

もちろん全員新入社員ですから、本当の主任のように仕事を回せるはずもなく。

実力がないうちは時間を大量にかけるしかありませんから、皆毎日遅くまで残業地獄でした。

これに気付いた僕は、早く転職しようといきごみます。

住宅手当の謎

ふとした日に、同期のA君と給与明細のみせあいっこをしたら、気付いてしまいました。

A君の方が住宅手当の額が多いことに。

A君とは最寄り駅も家賃も同じで、入社時期も同期です。

何も違いがないのにどうしてA君の方が住宅手当が多いんだろう?と思ったんですが、よく考えたら一つだけ違いがありました。

僕は専門学校卒で、A君は大卒だったんです。

大卒の方が給料が高いのはわかります。

しかし、基本給じゃなくて住宅手当が高いってなんじゃそらと二人で笑ってしまったことを覚えています。

これに気付いた僕は、平等に住宅手当を出してくれるところを探し始めます。

日当の謎

日当とは、1日出勤するごとに2千円もらえる給与で1ヶ月にだいたい20日出勤日があるので4万円もらえます。

出張に行くわけでもないんですが、とにかく1日出勤すると2千円もらえるんです。

2月とか、祝日が多い月は出勤日が18日とかで少なかったりすることがあるので、その時は給料がちょっと少なくなります。

一番のキモは、欠勤すると日当がもらえないという点にありました。

もちろん、どの会社でも1日欠勤すると1日分の給料が引かれるのは当たり前だと思います。

しかし、この会社の日当は、「有給休暇」を使うと支給されません。

信じられないですよ。有給休暇を使って休んでも給料が減るなんて。

年間10日有給休暇を貰いましたが、全部使っても日当10日分、2万円がもらえない計算になります。

ありえない給与体系でした。

これに気付いた僕は、この会社はただのブラック会社じゃない、相当闇が深いと思い始めます。

社長に転職活動を気付かれる

A君と二人で、社内で転職活動の話を一瞬してしまったことが間違いでした。

その会話を社長に聞かれてしまったのです。

それからまもなくして

残業をつけたタイムカードを残業していないように改ざんされる。
病気で有給休暇を使おうとすると却下され、ただの欠勤扱いされる。
有給休暇を申請し、休んでいると無断欠勤だと電話がかかってくる。

上記のような嫌がらせが始まりました。

タイムカードはネット上で管理されていて、一般社員は出勤退勤の時間を書くことしかできず、改ざんされていくのを見ていることしかできませんでした。
それがどうしても許せなかったので、労働基準監督署へ行くことにしたんです。

労働基準監督署へ行く

近所の労働基準監督署へ行き、これらの書類を証拠として話をしました。

改ざん前のタイムカードと改ざん後のタイムカード
病気で申請した有給休暇を却下されて、通常の欠勤になったやりとりをしたメール

しかし、労働基準監督署の職員から

この程度のものでは証拠にならない。
タイムカードは自分で書き換えたものではないと証明できるか?

と言われてしまったのです。

自分でやったものではない証明なんてできるはずがありません。

僕はあきらめてしまいました。

結局やったもの勝ちなんだな、と。世の中は腐ってるな、と。

ここで僕は燃え尽きてしまったのか、体調が悪い日が続くようになりました。

会社をクビになる

ある朝から毎日腹痛に襲われるようになりました。
駅に向かおうとすると腹が痛い。トイレに行く回数が増えました。

ある朝から眠気が取れなくなりました。1日8時間寝ても眠い。
仕事中に居眠りをしてしまう。眠眠打破を飲んでも効かない。

何度も遅刻と居眠りを繰り返してしまい、社長から怒られることも増えました。

社長から

「お前、ちょっと頭の病院に行った方がいいんじゃないか」

とバカにしたようなニュアンスで言われ、精神病院を受診したら「うつ病」の診断が出てしまったんです。

うつ病のお前に任せる仕事はないと社長から言われ、「うつ病」の頭のままよくわからず退職願を出して退職してしまいました。

今考えれば、ちょっと休んで冷静な頭で考えるために、休職させてくれと言えばよかったなと思います。

つづきはこちら
うつ病で1年以上ニートだった23歳がスプラトゥーンに人生救われた話

休職すればよかったなと思う理由はこちら
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